キャッシュレスを推進する前提となっているスマホ。スマホがないと生活に困ることが多くなってきました。
先日、私と行動を共にしていた友人が夜になり「スマホがない!」と私宛に連絡をしてきました。
友人はきちんと危機管理ができており、私と連絡を取ることができたのです。
友人は一人暮らしで自宅の電話がありません。スマホ(携帯電話)のみです。私とどうやって連絡を取ったのでしょうか。このページではスマホを紛失した場合の危機管理について紹介をします。
バックアップよりも大切なこと
こういったスマホ紛失の記事を見ると、日頃から「バックアップを取っておく」とか「連絡を取れる人の電話番号を聞いて保管しておく」とか当たり前のことなのですが、緊急時に現実的に対応できないものばかりです。
スマホを無くした際に肝心なのは、その場所をいくつか特定して、探すための連絡手段をどう取っていくかだと思います。これから、この記事を読んでいるあなたが、スマホを無くしたという前提で考えてみます。
前提
・自宅に電話機なし
・所有しているiPhone11Proを紛失
・仕事でもスマホを利用。仕事のデータもスマホに入っている。
・ここ数年、仕事やプライベートで繋がった人の携帯電話番号やメールアドレスは知らない
・SNSはLINEが中心。他にSNSの類だとInstagramやTwitterはやっている。
・InstagramやTwitterはリアルな友達でのつながりあり
・アナログな性格でデジタルは苦手だが、タブレット(Android)とパソコン(Windows)は所有
LINEの設定は他のデバイスではしていない
iPhoneを探す機能
iPhoneを探す機能を使う!というのが紛失場所を特定する最初の手段です。
iPhoneにはiPhoneを探す機能がついており、設定がされていれば他の端末から探すことができます。友達のiPhoneを探す機能もありますが、これはプライバシー上あまり好ましくないので使用している人も少ないでしょう。現実的には、自らの手でiPhoneを探すのが先決です。
今回の前提では、iPhoneとAndroidタブレット&Windowsパソコンの前提なので、WebブラウザからiCloudにアクセスして、iPhoneを探してみましょう。ここでの詳細は割愛しますが、ここからログインしてiPhoneを探して紛失場所の大方の特定ができます。
どうやって連絡を取るか
さて、紛失場所をだいたい特定しました。今日昼間、友人と出掛けた隣町にありそうです。隣町のショッピングセンターで集合し、お茶をした後、ご飯を食べてカラオケに行きました。それから少しおしゃべりして解散したので、どこかにあるはずです。お店が密集しており、GPSの誤差から考えると完全に特定はできませんが、ご飯を食べたところかカラオケ屋さんか、駐車場が怪しそうです。
よし、友人と連絡を取ろう。
そこであなたは気づきます。
!!!「電話が無い」
!!!!!「友人の電話番号がわからない」
さぁどうしましょうか?
スマホに代わるデバイスを活用する
スマホが無いから電話ができない。仮に連絡先がわかっても公衆電話から携帯電話への通話はお金がかかります。15.5秒に10円です。しかも「公衆電話からの着信設定」を拒否している人もいます。昔はたくさん設置されていた公衆電話も減少しており、確実なデバイスとしては災害時以外、信用度が下がってしまいました。
今回は、タブレットを持っているあなた。
手っ取り早い友人との連絡手段を紹介します。
InstagramやTwitter、Facebookのダイレクトメール(DM)機能を使う
ズバリ、InstagramやTwitterのダイレクトメール(DM)機能を使いましょう。
人によっては、DMに着信があると通知をしてくれる設定をしているので、案外気づきやすいです。他のデバイスからアクセスするには、これら普段使用しているSNSのIDとパスワードを覚えていることが大切です。これを忘れてしまった、覚えていないでは何も始めることができません。IDとパスワードはしっかりと記憶・記録をしておきましょう。
SNSの入口に入れば後は乗せるだけ
スマホを紛失したあなた。現実世界でスマホがないので、情報の波に乗せることができません。
幸い、タブレットを持っているので友人とSNSのDM機能で連絡を取ることができます。今回は、InstagramのDM機能で昼間遊んでいた友人と連絡を取ることができました。
友人は、他の友人にもLINEグループで連絡をしてくれ、あなたがスマホを紛失したことが認知されました。
友人たちは、あなたに代わってカフェ・ご飯を食べたお店・カラオケ屋さんに電話して確認を取ってくれました。
結果、15分ほどでスマホが見つかりました!
SNSとの向き合い方
SNSはいろんな場面で活用されます。批判をする方々もいますが、使い方次第です。便利なものに変わりはありません。Twitterはリアルな友達とつながっていない人もいると思いますが、InstagramやFacebookはリアルな友達・知人とつながっているケースがあると思います。ぜひDM機能を活用して連絡を取ってみてください。
SNSの入口に入ることができれば何とかなる
スマホなどのデジタルデバイスがないと、日頃使っているコミュニケーションの波に乗ることができません。しかし、SNSの入口に一旦入ってしまえば、あとはいろんな機能を駆使して、波に乗ることができます。まずは入口に飛び込む方法を考えるべきです。
まとめ【スマホを紛失した際にやること一覧】
以上をふまえて、やること一覧を箇条書きにしていきます。あなたに当てはまるものを実践してみてください。
・スマホの「探す」機能を利用する
・紛失した場所の電話番号を調べる
・他デバイスから友人・知人に連絡を取る手段を探す
※まず他の人に知らせることが大切です
・Instagram・Facebook・TwitterなどのSNSのDM機能を活用し連絡を取る
・代わりに友人に紛失場所に連絡を取ってもらう
・他デバイスでLINEを見られるようにしておく
※タブレットでもPCでもスマホで見ているLINEを事前設定すれば見ることができます
・他デバイスでSkypeなど電話できるアプリを設定しておく
・バックアップを取っておく
・大切な友人の電話番号を聞いておく
・スマホの「連絡先」は他のデバイスでも見られるアカウントに紐付けておく
・常にスマホを肌身離さない
・きちんとロックを掛けておく