サヨナラバスの想い出

ボクがゆずを好きになったのは1999年でした。

当時、付き合っていた彼女が、まだメジャーになりたての頃から
ゆずの大ファンでした。東海ラジオで放送されていたゆずの番組
を聴いていたほどでした。
当時のボクは、ゆずには興味なくて、カラオケに行っても彼女に
「夏色覚えてよ~」と言われても、大して興味を示さず一緒に
歌う程度でした。

1999年に僕たちは別れを迎えます。
最後のデートとなった、愛知県の内海から名古屋市の金山に帰る
日のこと。
僕たちは、金山駅でお別れをすることになりました。
金山から彼女はバスで、ボクは電車で帰ります。

見送るボク。彼女は最後に
「ありがとう」と言って笑顔でバスに乗り込んでいった。
その時にボーッとしていると、当時発売されたばかりの「ゆず サヨナラバス」
の広告が名古屋市営バスに掲げられていました。

家に帰ってからサヨナラバスを聴きました。

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(冒頭)
予定時刻は6時・・・夕方6時ごろに金山駅に到着。ここで二人は別れる
あとわずかで僕等は別々の道
君はボクの少し後ろ・・・内海の海岸線を
涙ぐんで下を向き歩く
(2番)
バスに乗り込んでいく
後ろ姿をそっと見つめてた
おつりを待ってる君の
振り向いた最後の笑顔
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すごく辛い歌でした。
彼女が大好きだったゆずが、最後の最後にこんなリアルな
歌をボクにたたきつけるなんて。。。

この歌を何回も何回も聴くうちに、ゆずのことが好きになりました。

そして、トビラツアーからゆずのライブに参戦することになったのです。

**この文章は、2010年8月に書かれたものを再掲載しています。**

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